コロナ禍2年目のゴールデンウィークが過ぎ、ツバメが飛び回り、田んぼには水がはられ、さわやかな季節がやってきました。田植えも間もなくでしょう。
毎月交流ステーションのお話をしてまいりましたが、少し違った角度からお話ししたいと思います。先日、コロナ禍でゴールデンウィーク中の閉館を検討していた時です。年配の会員が「今年も息子たち、孫たちの帰省はかなわない。ゴールデンウィークは一人家の中、淋しいねー」と呟いたのです。この方は三年前にご主人を亡くされた方です。この一言でゴールデンウィークの開館を決めました。もちろんコロナに配慮しながらです。
交流ステーションには大きな役割があります。近隣のお年を召された方の語らいの場の提供と見守りです。現に会員の最高齢は95歳です。少しばかり若い?会員とペアですが、当番として活躍中です。ステーションに人が常駐することで、近隣の方が少し寂しい時、朝から誰とも話していないとき、ここに集まってくださいます。また、最近顔を見かけない近所の方の様子を心配します。情報を集めます。建物の存在だけではこんなことはできません。建物は人によってその役割を果たしていくような気がします。
ステーションは地元の方の福祉にも大きく貢献していることを、お伝えできたらと思います。