熱戦が繰り広げられるオリンピックが、コロナに翻弄されている日常に潤いをもたらせてくれていると感じております。ステーションでもオリンピックの話で盛り上がっておりますが、皆さんはいかがですか?
さて、皆さんは覚えていらっしゃいますか?10年前の平成22年の豪雨で運休を余儀なくされたJR美祢線が、JR・沿線自治体・市民の力により1年2ヶ月で復旧し、今年9月26日で10周年になります。
平成22年7月15日、厚保地区を襲った豪雨は凄まじいものでした。家屋は床上浸水し、JRの鉄橋は流されました。水の引いた後は、ただただ砂塵に黄色くなった町が、夏の暑い日差しの中に、時間を刻むことを忘れたかのようでした。
しかし、時はすぐに動き出しました。市内中の方がボランティアに集まりました。市外からもたくさんの人が集まってくださいました。福祉協議会はボランティアの受け入れ管理、市職員は避難所・災害ごみの場所確保と運搬等、保健センターは住民やボランティアの熱中症に注意喚起し、血圧を測定し、各家庭を巡回。皆でこの災害を乗り切りました。
JRも復旧に奔走していただき、僅か1年2ヶ月で復旧していただきました。JR美祢線は山陽山陰をつなぐ大動脈です。運休したあいだ、代行バスはありましたが、大正時代から親しんでいる美祢線の運休に、線路の重要性と美祢線の運行が住民の安心感を担っていることを考えさせられました。
平成23年9月26日、復旧した記念列車をみんなで祝福しました。沿線で多くの人が手を振りました。
今年、復旧10周年を迎えて、災害当時3市で立ち上げられた「美祢線利用促進協議会」が美祢駅で式典を行います。私たちも厚保ステーションとコラボを組んで、コロナ禍でも実施できるイベントを考えております。
9月25日~26日のイベントをお楽しみに!
企画確定次第お知らせいたします。