ほっとタイム

5月末にツバメが駅舎の軒先に巣作りを始めました。5羽の可愛い雛の鳴き声を楽しく聞いておりましたら、ある日すっかり空の巣になっていました。少し寂しい気持ちもありますが、立派に巣立ちを迎えてほっとしております。

最近、於福地域交流ステーションは、映像に登場させていただくことが多くなりました。JR美祢線の存続問題です。コロナ禍により、どこの地方もこの問題に揺れております。

私たちは、平成23年の豪雨によるJR美祢線の運休により、廃線の問題を肌で感じており、約10年前から厚保地域交流ステーションとともに、駅を中心とした町づくりに取り組んでおります。地味で地道な活動ですが、継続という面においては、胸を張ってよいと自負しております。利用促進の斬新なアイディアがいまだに見つかりませんが、駅に人がいることが一番の自慢です。人がいる場所には人が集います。継続は力なりの言葉通り、JR美祢線を意識していただき、愛していただくことが、私たち会員の望みです。そして、JRでの路線で通学・通勤・買い物等の日常を保てるように、ささやかな力ですが支えていきたいと願っております。

故郷を巣立った若い世代が、いつの日か故郷に帰っていただけるように、その日までJR美祢線が走り続けるよう、会員も努力を惜しまない覚悟でおります。

巣立ちを迎えた5羽のツバメが、来年、ふるさと於福町に帰ってくることを祈りながら・・・

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