ほっとタイム

於福ステーションでは手作りサンタとペレットストーヴの炎の赤が優しく会員の心を暖めてくれております。今年最後の月となりました。

今年は、9月10日の「美祢線マルシェ」に始まり、イベント列車のお迎え等、年を重ね体力の衰えを感じつつも、目標を持つことに心のはりを感じる1年となりました。

もう無理かも、皆さんに無理はさせられないなど、役員の心は千々乱れましたが、「楽しかった~」「わはは」いう声に、皆で元気になれています。

ノスタルジー列車では、昭和のプラットホームを再現。会員はみな昭和生まれ!「あの頃はこんなファッション、そういえばかんかん部隊の愛称で呼ばれていた魚の行商の方が、新鮮な魚を届けてくれたね」など、準備の段階で笑いがあふれておりました。

ホームには駅弁屋さん、炭鉱の労働帰りの方、かんかん部隊のおばちゃん、昭和の居間を再現。、美祢市住みます芸人の関さんにお願いして、昭和のおじいさんを演じていただきました。ノスタルジー列車の乗客の方も大変喜んでいただき、皆さんの笑顔が何よりの会員へのご褒美となりました。

10月19日はお笑い列車の35分停車。吉本の芸人さんたちと行く日帰り列車ツアーです。「おいでやすこが」さんたちを始め、山口県住みます芸人さんの登場で会員も大興奮です。ここに関わらせていただけたからこんなに楽しいことがあると、会員一同大変感謝した1日でした。手作りキャラクター、「ほうれん子ちゃん」も皆に囲まれて大満足な1日となりました。

今年はコロナ感染に配慮した前半、後半は行動制限解除でかなり密なスケジュールのイベントで忙しい日々を過ごさせていただきました。おかげさまを持ちまして、とても元気な1年でした。

最近では時に、外国の言葉も耳にするような毎日です。来年に期待ができる気がします。美祢線が存続できて、会員が来年もステーション事業に元気で参加できますよう、何より世界が平和で、皆さまがご健康でありますようにお祈りしております。

よいお年をお迎えください。

酷暑とコロナのダブルパンチによって、於福地域交流ステーションは日々体制を変化させながら、皆様の安全、会員の安全を守ってまいりました。8月に予定いたしておりました「美祢線マルシェ in おふく」も延期となり、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

コロナに気を付けながら、9月10日(土)に実施を決定いたしました。下降気味のコロナ感染がどうぞこのままと、祈る気持ちでおります。

この夏は、コロナ禍とはいえ、かなり遠方からいらっしゃる方が多い気がします。鉄道ファンはスタンプラリー・スノーマンの聖地巡礼と、ステーションにお声掛けをいただきます。ありがたいことです。会員もまだ行ったことの無い地に思いを馳せ、お互いに違うイントネーションに、笑い合い語り合っております。また、世代を超え、若い世代の方とも交流することができます。会員の元気のもとでもあります。

元気をいただきながら、9月の美祢線マルシェ in おふくが無事開催できますように、祈りながら準備に忙しくしております。

どうぞいらしてください!感染対策を厳重に取りながら、お待ちしております。

5月末にツバメが駅舎の軒先に巣作りを始めました。5羽の可愛い雛の鳴き声を楽しく聞いておりましたら、ある日すっかり空の巣になっていました。少し寂しい気持ちもありますが、立派に巣立ちを迎えてほっとしております。

最近、於福地域交流ステーションは、映像に登場させていただくことが多くなりました。JR美祢線の存続問題です。コロナ禍により、どこの地方もこの問題に揺れております。

私たちは、平成23年の豪雨によるJR美祢線の運休により、廃線の問題を肌で感じており、約10年前から厚保地域交流ステーションとともに、駅を中心とした町づくりに取り組んでおります。地味で地道な活動ですが、継続という面においては、胸を張ってよいと自負しております。利用促進の斬新なアイディアがいまだに見つかりませんが、駅に人がいることが一番の自慢です。人がいる場所には人が集います。継続は力なりの言葉通り、JR美祢線を意識していただき、愛していただくことが、私たち会員の望みです。そして、JRでの路線で通学・通勤・買い物等の日常を保てるように、ささやかな力ですが支えていきたいと願っております。

故郷を巣立った若い世代が、いつの日か故郷に帰っていただけるように、その日までJR美祢線が走り続けるよう、会員も努力を惜しまない覚悟でおります。

巣立ちを迎えた5羽のツバメが、来年、ふるさと於福町に帰ってくることを祈りながら・・・

5月ほっとタイム

新緑の季節です。於福駅周辺も噎せ返るような新緑に圧倒されています。移動解除とともに、ゴールデンウィークがスタートしました。美祢線並びの国道を、ひっきりなしに車が通過していきます。この音を聞きつつ、ゴールデンウィークのJR美祢線利用率はと考えると、期待感がふつふつと沸き立ちます。

JR美祢線は山陽と山陰を最も短い距離で結ぶ重要路線です。その車窓には厚狭川や石灰石の工場、温泉街と見どころ満載です。

昨今の世界情勢を考えるとき、大量輸送の鉄道路線はその役割を取り戻すのかもしれません。何より沿線住民にとっては、鉄道路線の存在の安心感は絶大です。

青空のもと、私たちの安心の音が聞こえます。ガタン・ゴトンと!

冷え込みが厳しい冬から、時折暖かい日差しを感じ、心待ちにしていた春がそこにあるようです。

「コロナが終わったら・・・」合言葉のように会員みんなで声を掛け合っていましたが、世界はまた混沌としてきました。この地球上で家族を思いながら命を落とす人、その失われた命への悲しみの涙を流す人がどんなにいるのだろうか・・・

会員の中にも、映像に映る戦場に行くであろう父を思い、涙を流す幼子のように戦中を生きた方もおります。いつになったら、コロナ以前のように心から笑いあえる日々が帰ってくるのか誰にもわかりません。こんな時、会員は鶴を折ります。世界の平和を祈りながら、早く鶴を折る手を止められるよう願いながら、一羽、一羽と折っています。

平和への祈りです。

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